管理費会計の初年度予算
初年度予算
分譲後最初の年の管理組合の予算計画を、「初年度予算」といいます。特に、管理費会計の予算案は各住戸の管理費算出根拠となります。
初年度の予算案は通常、マンションを任される管理会社が作っています。もし可能ならば、モデルルームの担当者に管理規約案とともに予算案のコピーをもらっておきましょう。
さて、注意すべきなのが、エレベーターや機械式駐車場の点検費用です。業界の慣わしで、当初の3ヶ月間は無料になっており、1年目の点検費用は9ヶ月分で計上されている必要があります。それが12か月分計上しているとなれば、おかしいと見て間違いありません。
収入項目の中の駐車料収入の扱いにも、注意を払うべきです。駐車料収入のうち、何割が管理費会計に組み入れられているかを見てみましょう。
一般的に、駐車場の運営や保守にかかる費用分は管理費会計に組み入れ、残りは修繕積立金会計でプールすることになっています。
電気代やメンテナンス費用のかかる機械式駐車場でも、せいぜい駐車料収入の2~3割程度を管理費会計に組み入れれば十分といえます。
機械式駐車場は将来、修繕や取替えに多くの費用がかかるので、修繕積立金にその分まわしたほうが賢明だと思われます。
駐車料収入の半分以上を管理費会計に組み入れているマンションは、管理費会計に組み入れているようなマンションは、管理費会計の支出が多いと思っていいでしょう。
これでは、修繕積立金で大幅な不足が生じたり、すぐに管理費会計が赤字になったりする恐れがあるので、そういうマンションは購入を検討しなおしたほうがいいかもしれません。