管理会社の収支構造
管理委託費・人件費・外注費
管理会社の主な収入は、やはり契約している管理組合からの管理委託費といえるでしょう。現在でも、いったん契約すると金額を含め、そのまま任せっぱなしという管理組合が多いものです。
基本的に薄利多売ですが、とても安定性のある収入源といえるでしょう。
実際の管理業務では、建物・設備のメンテナンスや修繕工事など多くの外注業務があります。こういった外注業務を管理会社が手配する際は、通常、手数料やバックマージンがあります。管理会社にとっては、これらも重要な収入となります。
また、管理会社は売主であるデベロッパーから、新築マンションの開発段階における管理システムの設定や分譲後のアフターサービスに関する対応など、いろいろな業務委託を受けていることがあります。
こういったデベロッパーからの委託費も収入のひとつに数えられます。
一方、支出としては外注費や人件費が大きい項目としてあげられます。それ以外だと、先行投資や設備投資の必要性はそれほど無く、在庫を抱えるわけでもありません。
支出面は、労働集約的なサービス業型といえます。ですから、親会社と連鎖倒産したり、
放漫経営で本業とは無関係な負債があったりしない限り、そうそう簡単にはつぶれないと考えられます。
競争が激しくなってきた傾向もありますが、それでもマンション管理は一定の事業規模さえ確保できれば、安定した収益が上がりやすい業種です。
経営難に陥ったデベロッパーの再建でも、系列管理会社を切り離すという話はあまり聞きません。あくまでグループとしての相乗効果を狙っているところが、ひとつの証拠といえるでしょう。