大規模修繕について
劣化を防ぐために
よく知らない人は、マンションをイメージしたときに、コンクリート造りで頑丈そうだからメンテナンスは不要、だと捉えがちですが、そうではありません。マンションの建物や設備には、時間の経過と共に劣化や不具合が生じてきます。
時を経るにつれて、コンクリートは中性化が進行します。これは、大気の二酸化炭素などの影響で、コンクリートの強アルカリ性が中和される現象です。
仮にコンクリートの中性化が鉄筋まで達したとすると、鉄筋が錆びて膨張し、構造の強度が大きく低下してしまいます。この中性化を遅らせるために、コンクリート表面のひび割れの補修や仕上げのやり直しが必要となってくるのです。
給排水管は定期的に掃除していても、錆や汚れがひどくなったり腐食がすすんだりしますので、更生工事(管の内側を削って新しい塗膜をつくる工事)や取替え工事(新しい給排水管を設置する工事)が重要となってきます。
こういった設備や建物の劣化現象をなるべく抑えて、マンションの機能や性能を維持していくために、修繕工事を行っていくのです。
大規模修繕
大規模修繕とは、修繕工事の内、特に規模が大きく、屋上防水や外壁の補修などのことを指します。大規模工事は工事費用も非常に高く、規模によっては何千万円とかかるケースもあります。
そのため、しっかりした準備と計画が必要不可欠となってきます。マンションの状況をよく見て、どの時期にどういった規模で工事を行っていくのかを見極めることも大切です。